千歳科学技術大学

特色ある大学教育支援プログラム

知識を共有した効果的な授業の展開~高大連携によるe-learning構築と教育現場での効果的活用

学生の学力及び学習意欲が幅広い分布をもつ現在、理工系大学における学生の基礎学力向上と学習意欲の維持は基礎教育の大きな課題です。本学では、高校教員との緊密な連携の下に、学習者にとって興味を持って取り組むことができ、教師にとって学習者の取組を時系列的に把握できる独自の数学のeラーニングシステムを構築しました。 本学では、eラーニングの授業と対面型個別指導の授業とを組み合わせ、学生の学力や興味に応じた学習を可能とする授業を始めています。

概要

平成10年に開学して以来、学生教育に重点をおいた教育方法、カリキュラムの工夫・改善を積極的に進めています。平成15年度にその実績が認められ、下記のテーマが「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」※1に採択されました。

採択された本プログラムのポイントは、e-learningシステムと対面型個別指導※2を組み合わせた数学の補習授業にあります。インターネットを利用するe-learning、細やかで人間的な対面型個別指導、それぞれの特徴を生かす新しい試みです。本プログラムで使用している数学e-learningは、すでに公開されており、CIST生の他に15,000人の高校生、大学生たちが利用しています。

※1 特色のある大学教育支援プログラム
すでに実施中の教育を対象に、すぐれた教育を実施している大学・短大を選び、補助金を重点配分する文部科学省の事業。スタートした平成15年度は、全国応募664件のうち、80件が採択され(北海道では4校)、その1校に選ばれました。略称は「特色GP」。

※2 対面型個別指導
少人数の学生に対して、教員が個別に指導すること。

プログラムの詳細(PDF:1.6MB)

▲ページのトップへ

採択結果

文部科学省が平成15年度より実施する新規事業「特色ある大学教育支援プログラム」において、本学が申請した以下のテーマについて採択されました。

1.採択件数(全体)

テーマ名 採択件数
主として総合的取組に関するテーマ 16
主として教育課程の工夫改善に関するテーマ 29
主として教育方法の工夫改善に関するテーマ 14
主として学生の学習及び課外活動への支援の工夫改善に関するテーマ 9
主として大学と地域・社会との連携の工夫改善に関するテーマ 12
合計 80

2.取組の概要及び採択理由

大学・短期大学名 千歳科学技術大学(整理番号 1-3-033)
応募テーマ 主として教育方法の工夫改善に関するテーマ
取組名称 知識を共有した効果的な授業の展開
-高大連携によるe-learning構築と教育現場での効果的活用-
申請単位 大学全体
申請担当者 雀部 博之
(取組の概要)
学生の学力及び学習意欲が幅広い分布をもつ現在、理工系大学における学生の基礎学力向上と学習意欲の維持は基礎教育の大きな課題である。千歳科学技術大学では、高校教員との緊密な連携の下に、学習者にとって"興味を持って、飽きずに、諦めずに、繰り返し"取組むことができ、教師にとって"学習者の取組を時系列的に把握"できるユニークな数学のe-learningシステムを構築し、既習知識の体系化を行った。この既習知識を学生と教員が共有した新しい授業展開を通して、学生の学習効果向上に著しい成果を上げた。この結果を踏まえ、当大学では、e-learning の授業と対面型個別指導(教員が少人数の学生に対して個別に指導)の授業とを組み合わせ、学生の学力や興味に応じた学習を可能とする授業を始めている。e-learning教材(コンテンツ)政策をさらに物理学等にも展開し、基礎教育から専門教育に津ながらう既習知識のデータベース化を促進している。一連の取組を地域社会にも公開し、その普及を図っている。
(採択理由)
この取組は、千歳科学技術大学の教育目的・教育方針である「理学と工学の融合」を実現するため、入学時における学生の学力の多様性に配慮して、数学・物理学などの横断的基礎科目をe-learningと対面型個別指導の授業を組み合わせることによって教育する先進的な方法です。平成10年4月の開学以来数学において大きな成果を上げてきました。また大学入学以前の高校生に数学の実力をつけるため、地域の高校教師と共同研究を行うなどe-learningのコンテンツ作りを行っている取組には先見性があります。平成15年7月現在、約1,000名の在学生に加えて、中学・高校・他大学32校の約4,000名が利用して大きな益を受けていることから、この取組は学生の個性を重視したe-learning教育について優れた特色があり、他の大学の参考になる事例です。
(詳細)

プログラムの詳細(PDF:1.6MB)

▲ページのトップへ

学長コメント

個性輝く大学づくりが強く求められる中、文部科学省が大学教育の質の充実などを促進する意義から事業化した『特色ある大学教育支援プログラム』は、本年度が実施スタートであり、短期大学を含めた国公私立大学全てが対象であったことから、採択については大学関係者の間で大いに注目されていました。

本学は、平成10年開学以来一貫して学生教育の充実を最重点においた教育方法や教育課程の工夫改善に取組んできていたことから応募しましたが、このたびの採択はその実績が認められたものと大変喜んでおります。

採択された本学の取組み内容は「e-learningの授業と対面型個別指導の授業を組み合わせた教育方法の改善」であり、学生の学習意欲を向上させる新しい取組みです。

今後は、この結果を弾みに基礎教育から専門教育課程へと繋げた既習知識の連鎖を積極的に構築し、学生と教員がこの知識を共有した授業展開を推進するとともに、この取組みを広く地域社会に公開し、特に中等教育における学力向上に寄与すべく関係機関と教育連携の整備を図る方針であります。

千歳科学技術大学
学長 雀部 博之

▲ページのトップへ

その他

その他詳細については、情報・メディア課までお問い合わせください。

情報・メディア課

Tel: 0123-27-6014

▲ページのトップへ

文科省採択教育プログラム