夕焼けを作ってみよう

はじめに

夕焼けを作ってみよう

はじめに


光の散乱の例のひとつに「青空・夕焼け」がありますが、身近にあるものをつかえば
かんたんに作ることができます。

青空・夕焼けの仕組みはこちら

今回はかんたんにできる2種類(液体・ゲル)と固体の作り方を紹介します。

夕焼けの作り方①

夕焼けの作り方①


まずはじめに、身近なものを使って夕焼けを作りましょう。

*作ったあとは、水が腐ったりするので早めに捨ててください。


(準備するもの)

・水

・散乱体(牛乳・床用ワックス・カルピス)

・ペットボトル(写真ではサンプル瓶を使用)

・スポイト

・懐中電灯
*LEDライトより豆電球のほうがきれいな夕焼けを見ることができる。


(作り方)

①ペットボトルの中に水を8分目まで入れる。

②ペットボトルの中にスポイトを使って散乱体を数滴ずつ入れる。
泡立たないようにゆっくり混ぜる。

③泡立たないように混ぜたら、ペットボトルの底から懐中電灯をあてる。

④夕焼け色がみえるまで①~③を繰り返す。
夕焼け色が見えたら完成!(下図)

 

夕焼けの作り方②

夕焼けの作り方②


次にゲル(スライム)を使って作る方法を紹介します。

*スライムに触ったあとは、よく手を洗ってください。


(準備するもの)

・無色のスライム
*せんたくのりとホウ砂水
(詳しい作り方はスライムをみてください)

・散乱体(床用ワックス)

・サンプル瓶

・懐中電灯


(作り方)

①無色のスライムに床用ワックスを少しずつ混ぜる。

②混ざったらスライムをサンプル瓶に入れる。

③下から懐中電灯を当てると夕焼けを観察することができる。(下右図)
*気泡が多い場合は1~2日放置しておくと気泡がなくなります。

夕焼けの作り方③

夕焼けの作り方③


最後に固体でできる夕焼けの作り方です。

下の写真はPMMAというポリマーに散乱体であるシリカ粒子を入れて作りました。

PMMAはとても透明なため水族館の水槽などに使われています。

水に散乱体を入れるだけではなくて、固体に入れても夕焼け色が見えます。

これは作るのが難しいので作り方は載せませんが、興味を持ってもらえたら嬉しいです。