講義LECTURE

高分子オプティクス


☆講義の概要

学年 大学院
学科 理工学研究科
分類 選択
学期 秋学期
曜日 金曜日
時限 4講時
講義室 F204
講義の内容  

透明ポリマー材料が、ディスプレイ用光学フィルム、光ディスク、光学レンズ、光ファイバー、さらにはタッチパネル、次世代照明などに用いられ、先端技術分野を支える重要な材料となっている。そして、関連技術に対する要求は高度化かつ多様化し、光学特性の高性能化、また、同時に多機能をあわせもつ新しい材料の開発が求められている。本講義では、透明ポリマーの光学特性を制御し、高屈折率化、低複屈折化、高透明化など高性能化を実現するために必要なポリマーの光学特性についての基礎知識を学ぶ。さらに高性能透明ポリマー材料に関する研究開発の最前線を紹介する。

講義の展開 <第Ⅰ部 透明ポリマーの光学特性と高性能化>
 1.透明ポリマーの基礎
 2.屈折率制御Ⅰ
 3.屈折率制御Ⅱ
 4.低複屈折化
 5.高透明化Ⅰ
 6.高透明化Ⅱ
 7.高透明化Ⅲ
 8.植物由来透明材料
<第Ⅱ部 透明ポリマー材料研究最前線>
 9.論文紹介①(学生によるプレゼン)
10.論文紹介②(学生によるプレゼン)
11.論文紹介③(学生によるプレゼン)
12.論文紹介④(学生によるプレゼン)
13.論文紹介⑤(学生によるプレゼン)
14.論文紹介⑥(学生によるプレゼン)
15.論文紹介⑦(学生によるプレゼン)
教科書 オリジナルプリントを配布する。
評価の方法 高分子オプティクスに関する演習課題(2回のレポート)、および透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによる発表)で評価する。


☆講義の詳細

講義日程 テーマ 内容/キーワード
第1回 10月11日 透明ポリマーの基礎 【内容】
透明になるポリマーとは、光学特性の高性能化、非晶構造、ガラス状態
第2回 10月18日 屈折率制御Ⅰ 【内容】
屈折率と分子構造、屈折率の波長依存性、屈折率の温度依存性
第3回 10月25日 屈折率制御Ⅱ 【内容】
屈折率の制御、屈折率予測システム、屈折率制御の課題
第4回 11月1日 低複屈折化 【内容】
複屈折の発現メカニズム、配向複屈折、応力複屈折
第5回 11月8日 高透明化Ⅰ 【内容】
ポリマーの透明性、光吸収損失と分子構造
第6回 11月15日 高透明化Ⅱ 【内容】
光散乱と屈折率不均一構造、光散乱法による高次構造解析、不均一構造と光散乱損失、光散乱損失と分子構造
第7回 11月29日 高透明化Ⅲ 【内容】
光学ポリマーの高透明化、透明性予測システム、高透明化における課題
第8回 12月6日 植物由来透明材料 【内容】
植物由来透明材料の光学特性
第9回 12月13日 論文紹介①(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによるプレゼン)
第10回 【補講】12月13日5講時@F204 論文紹介②(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによるプレゼン)
第11回 12月20日 論文紹介③(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによるプレゼン)
第12回 【補講】12月20日5講時@F204 論文紹介④(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによる発表)
第13回 1月10日 論文紹介⑤(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによる発表)
第14回 【補講】1月10日5講時@F204 論文紹介⑥(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによる発表)
第15回 1月24日 論文紹介⑦(学生によるプレゼン) 【内容】
透明ポリマー材料に関する論文紹介(パワーポイントによる発表)


☆連絡事項

日付 連絡事項
1回目の授業は10月11日(金)です。