木村研究室では、主に赤外イメージングとラマン分光法を用いた、解析、分析を行っています。
骨強度は骨の指標を評価するのに用いられ、くる病や骨軟化症、原発性骨粗鬆症など骨の病気によって低下するほか、喫煙、糖尿病、腎臓病などが原因で低下することがあり、骨強度を評価することは、骨の健康状態を知ることにつながります。
骨強度を評価するには骨量、すなわち骨密度を測定するのが最も効果的であると考えられていましたが、研究が進むにつれて、骨強度は骨量だけではなく骨質も影響を及ぼすことが認識されるようになり、骨強度は骨量が70%、骨質が30%の割合で決定すると定義されました。
したがって骨質を解析することは骨強度の評価に関係するため非常に重要なメソッドとなっています。
腎臓は、副甲状腺、骨、腸管とともに、生体のミネラルバランスを維持するための重要な臓器です。腎機能が低下する慢性腎臓病患者は、骨に異常を来すことが知られています。
木村研究室では、その病態の可視化ならびに解析法について検討しています。
研究実績
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生薬は、殆どが海外からの輸入に頼っています。国内における流通はフレーク状で行われることが多く、その産地判別や品質管理は重要な課題となっています。生薬の品質管理には、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)がよく用いられています。HPLCは、液体を分析する装置であることから、測定前には試料成分を抽出する作業が必要です。
本研究室では、比較的操作方法が簡単な赤外イメージング法と顕微ラマン分光法を併用し、溶媒抽出が不要な新規生薬分析法を確立することを目的としています。
研究実績
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研究実験棟 E219
TEL 0123-27-6008