本文へスキップ

担当科目SUBJECT

木村先生が携わる科目を紹介します。

分子生物学

活動報告写真

 生命現象は遺伝子の働きを抜きにして語ることはできず、また多くの病気や疾患は遺伝子異常に起因していることを考えると、バイオ・メディカル系の研究者にとって、遺伝子に関する基礎知識の習得は必要不可欠なものです。
 本講義では、分子生物学の根幹であるセントラルドグマ(DNAの複製、DNAからRNAへの転写、RNAから蛋白合成への翻訳)の理解を目的とする。また、現在明らかにされているガンやエイズの発病メカニズムについても遺伝子レベルで学習する。さらに、再生医療のトピックスとしてiPS細胞、ES細胞などの幹細胞についても解説します。


生物学基礎B

活動報告写真

 生物学基礎Bでは、生物としての人間を理解するために栄養学・生理学を学習する。栄養学とは、食事などで体外から摂取された食物が体内でどのように消化・吸収され、エネルギーや体の成分になるかを科学的に究明しようとする学問です。栄養学は学問の性格上、医学との結びつきが強い。生理学は生命現象のメカニズムと機能を探究する学問です。したがって、栄養学と生理学を合わせて学習することは、消化吸収のメカニズムを理解する上で極めて効果的です。本講義の目的は、「糖質」・「タンパク質」・「脂質」・「ビタミン」・「ミネラル」などの栄養素が体内でどのように消化・吸収・代謝するかを理解することにあります。また、講義の後半では、老化や生活習慣病と栄養のかかわり合いについても学習します。


医用材料

活動報告写真

 医用材料(バイオマテリアル)は人の血液や細胞に接触して用いられる治療用および検査用材料のことです。現在、医用材料として、金属材料、セラミックス材料、高分子材料が用いられています。このような人工材料を生体に用いる場合、生体との適合性を考慮する必要があります。
 本講義では、人工股関節、歯科インプラント(治療用に体に埋め込む部材やデバイス)、人工骨、人工血管など医療現場で実際に使用されている医用材料あるいは研究開発されている材料を取り上げながら、その生体適合性(生体と材料の相互作用)について学習します。人工血管の講義では、血液の凝固過程の理解を通して、人工血管を創製するための材料探索・表面処理などを学び、さらに材料表面における細胞の接着・増殖の制御の重要性を習得することを目的とします。


バイオ電子フォトニクス実験A

活動報告写真

 物理系2テーマおよび電子系,バイオ系各1テーマの計4テーマの実験を行い,卒業研究等に必要な実験技術を習得します。テーマは以下の通りです。

1.液晶の物理化学的性質と液晶セルの作製 
2.光ファイバT−石英系光ファイバの基本特性− 
3.アナログ回路1 
4.鮭白子DNAの抽出とDNA−脂質複合体フィルムの作製− 


人体の構造と機能

 人体の構造と機能では、「健康」と「生活の質の向上」を目指し、解剖学・生理学を学習する。解剖学は生物の形態や構造を理解する学問であり、生理学は生命現象のメカニズムと機能を探究する学問です。したがって、解剖学と生理学を合わせて学習することは、人体の「健康」状態を理解し、「生活の質の向上」を図るための基礎となります。本講義では、前半に人体の構造と機能の概要を学習し、後半はカルシウムとリンのホメオスタシスにおける骨の役割、腎臓の役割を中心に学習します。授業の途中では、「生活の質の向上」に関するプレゼンテーション行う機会を数回設ける予定です。

お問い合わせ

研究実験棟 E219

TEL 0123-27-6008