公立千歳科学技術大学 受験生サイト

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模擬講義

応用化学生物学科

「リアルなモノづくりを支える有機化学」
教授・博士(工学)堀野 良和
 有機化学は、単純な分子から高い価値を生み出す力を持っています。これは有機化学の大きな魅力の一つです。例えば、化石燃料から、医薬品、農薬、半導体材料のような機能性材料をつくることができます。私たちはあらゆる生活の場で有機化学の恩恵を享受しています。
 有機化学者は、目には見えない分子を分子設計し、目的の化合物をつくっていきます。これらは、数段階で済むものもあれば数十段階もの工程を必要とするものもあります。これらの化学反応で重要な役割を担っている遷移金属触媒について説明します。また、高校と大学で学ぶ化学の違いも紹介します。化学の得意・不得意にかかわらずご参加下さい。

電子光工学科

「バイオ・メディカルセンサ〜融合研究ってなんだろう〜」
准教授・博士(工学)春田 牧人
「異分野融合研究」という言葉を知っていますか?最近では、日本でも積極的に取り組んでいるので耳にしたことがあるかもしれません。例えば、半導体集積回路技術と生体計測は、これまで別々の分野として研究が行われてきました。しかし、実際に生体の計測を行うためには、センサやセンサを制御するための集積回路技術が必要となります。今回の授業では、異なる分野が協力し合う事で、どのように新たな研究分野を立ち上げ、これまでに計測する事が出来なかった生体現象の発見を目指すのかを紹介します。これから研究や開発に挑戦していきたいと考えている方には、研究が実際にどのように取り組まれだしているかの参考にしてください。

情報システム工学科

「大学で数学を学ぶ」
教授・博士(工学)山林 由明
 受験を終えた現役の大学生にとっても、数学とは「公式を正しく思い出して、これに与えられた数値を当てはめて答に到達する作業」であるととらえているように感じることがあります。しかし、多くの研究者や技術者にとって数学とは「考えを深めるために役に立つ道具」で、それを正しく使いこなすことが求められます。 
 今回の模擬講義では、「博士の愛した数式」を題材として、そこに現れる「円周率 ”π”」、「虚数” i"」、「ネイピア数 ”e”」とそれらの関係を解説します。 
 大学受験を突破するためだけの無味乾燥な数学ではなく、その先にはとても奥深くて驚異に満ちた世界が待っていることを少しでもご理解頂ければと思います。 

研究室紹介

応用化学生物学科

谷尾研究室
 ディスプレイ、レンズ、光ファイバなど光技術分野を支える「透明なポリマー材料」の研究をしています。また、透明な紙など植物由来の透明材料も研究対象です。透明な紙などのサンプルと実験動画をお見せしながら、透明ポリマー材料について、わかりやすく説明します。
井手研究室
 森林の水質形成機構の解明を通して、森林が流域環境や人々の生活に果たす役割を研究しています。フィールド観測を行うとともに先端の分析技術を使って様々な環境の、水の中の物質を解析し、その起源と動態を探っています。

電子光工学科

吉本研究室
 IoTの世界を支えているのは、光ファイバや無線による情報通信です。当日は、光ファイバを用いたロボットのリモート制御や無線を用いたドローンによる遠隔映像伝送の体験会を行います。自ら「触れる」、「繋ぐ」、「動かす」体験を通じてIoTの魅力を体験しませんか。
小田(久)研究室
「光」はよく知られた存在ですが、多くの能力を秘めた存在です。当研究室では「光」をテーマに科学から技術まで広く研究を行っています。当日は光の速度を制御する技術の紹介や、普段目にすることのないレーザや、レーザ光の波長(色)を変換する実験をお見せします。

情報システム工学科

萩原研究室
 本研究室では、形式手法と呼ばれる数学を基盤としたアプローチにより、誤りのないソフトウェアや攻撃に対して脆弱でないセキュアシステムを構成する方法を研究しています。
石田研究室
本研究室では、教育工学に関する研究を行っています。対象は大学生で、特に分析・評価を強く意識しています。評価を行う際には、定性評価を行う手法として定量テキスト分析を用いて分析を行っています。

教職課程紹介

教授 近藤 浩文
 本学の教職課程は「自ら成長するプロ教師」「実践力を備えた即戦力となる教員」の養成を目指し、教職科目の履修に加えて本学独自の特徴ある様々な取組を行っています。今回は、それらの取組を紹介し、4年間でどのように教師としての力を養成しているのかを紹介していきます。