公立千歳科学技術大学 受験生サイト

公立千歳科学技術大学オープンキャンパス 公立千歳科学技術大学オープンキャンパス

模擬講義【8月4日(日)】

応用化学生物学科

「診断用酵素の開発」
准教授・博士(工学)松井 大亮
 健康状態により血中や尿中のアミノ酸量が変化することが知られてきており、アミノ酸の定量が次世代の健康診断法として注目されています。酵素を用いたアミノ酸定量法は、携帯性や迅速性、多検体測定を可能にするといった優れた特徴を有しており、既にアミノ酸の一種であるL-フェニルアラニンに作用する酵素が新生児マススクリーニングに利用されています。本模擬講義では、自然界から酵素の探索や変異導入による酵素の機能改変による、アミノ酸定量用酵素(診断用酵素)の開発について紹介します。

電子光工学科

「環境再生型農業への取り組み」
准教授・博士(情報科学)高島 秀聡
 北海道の基幹産業である農業は、円安による生産コストの増大、後継者不足、二酸化炭素排出などさまざまな課題に直面しています。この課題解決につながる農法として注目されているのが環境再生型農業です。模擬講義では今年度から新たな研究テーマとして始めた環境再生型農業に関するお話をします。また、本学では光に関連する教育や研究が盛んに行われてきました。当日は光の性質についても簡単にご紹介します。

情報システム工学科

「高校と大学の情報教育について」
准教授・博士(理工学)石田 雪也
 高校の指導要領が変わり情報1が必修科目となり、今年度の共通テストから情報1が新たに試験に加わります。高校ではプログラミングなどこれまでの高校生が学んでいない内容を学ぶようになりました。一方、大学では数理・データサイエンス・AIがほぼすべての大学で扱われるようになりました。本講義では、高校と大学の情報教育についての違いについて、演習や例題を交えながら、大学の情報教育を受けるにあたりどのような知識、スキルが必要なのかを感じていただきたいと思います。

※8/3(土)と8/4(日)の内容は同じになります。

研究室紹介【8月4日(日)】

応用化学生物学科

カートハウス研究室
 当研究室では環境に優しい素材について研究をしています。キチンやキトサンはカニ由来とした高分子で、熱と圧力によって新しい素材に形成されます。また、植物の花粉粒や葉も加工され、機能的な生分解性材料に使用されます。さらに、マイクロプラスチックが環境に与える影響についても研究をしています。  
諸橋研究室
 生物は生きるために必要な情報を親から子へ受け継ぐことで種を維持しています。生物がもつ情報をデジタル化しデータサイエンス技術を駆使した「デジタル生物学」についてご紹介し簡単な実験も行います。

電子光工学科

吉本研究室
 光ファイバは発展し続けるインターネットサービスを支える基盤技術で、遅延なく正確に情報を送ることが可能です。当日は、光ファイバを用いて遠隔からロボットを制御する実演会を行います。「触れる」「繋ぐ」「動かす」体験を通じて「光」通信の魅力を体験しませんか。
小田(尚)研究室
 人間支援を目的とした各種ロボットのモーションコントロールやロボットビジョンに関する研究を行っています。二足歩行ロボット、移動型ロボット、ロボットアームやロボットハンドなどの取り組みをご紹介します。

情報システム工学科

小林研究室
 当研究室では、「ひと」の心と身体に適合したユーザインタフェースを研究・開発するヒューマン・コンピュータ・インタラクションの研究をしています。当日は当研究室の学生が現在取り組んでいる仮想現実環境(VRなど)を活用した社会の課題解決に向けた研究事例などを紹介し、仮想現実環境を体験していただきます。

※8/3(土)と8/4(日)の内容は同じになります。
三澤研究室
 IoT(Internet of Things)は、インターネットに接続したスマートフォンや腕時計などに設置されたセンサの情報を収集し、マイクロコントローラ(マイコン)で情報処理し、家電や自動車のアクチュエータの動作を自動で制御する技術です。健康情報の管理や空調・照明を自動制御するスマートハウスなど、より快適で豊かな生活を支えるシステムが実現されています。マイコン、センサを用いた IoTの仕組みを体感しましょう。

※8/3(土)と8/4(日)の内容は同じになります。
 

講演(シリコンリサーチセンター)【8月4日(日)】

「半導体への誘い」
千歳シリコンリサーチセンター 
山田 崇文 教授


 多くの身近な製品に必要不可欠となっている半導体について、実験を交えながら講義します。はじめに金属と半導体の実物を見ながら、その違いを目と手で確認します。半導体の動作は目で見ることが難しいため、仮想空間を利用して実験を進めます。具体的には、講義参加者自らスマートフォンでクイズに答えたり、Web上に作成した簡単な回路に触れたりすることで、さらに理解を深めます。締めくくりとして、計算や記憶、通信などに利用するデモンストレーションをご紹介します。

※8/3(土)・8/4(日)の内容は同じになります。

教職課程紹介【8月4日(日)】

共通教育科 近藤 浩文 教授

 本学の教職課程では「高い専門性と実践力を備えた即戦力となる教師」の養成を目指し、市内の小中学校や高校との連携による現場体験を重視した特色ある取組を行っています。今回は、それらの取組を含めた「本学が持つ強み」について紹介します。