2008年度以降担当科目
コンピュータシステム概論(光システム学科2年必修)
本講義では、科学・技術者に求められる最低限理解すべきコンピュータハードウェアの動作原理、コンピュータ数理、ソフトウェアを柱として展開し、各種システムにおけるコンピュータの果たす機能を理解させる。 内容は、歴史的背景、情報の符号化、演算アルゴリズム、CPUの内部構造、アセンブラ言語、ソフトウェア工学の基礎を学ぶ。 最後にコンピュータネットワークの基本を学ぶ。講義は通常の講義形式で行い、できるだけ多くの演習問題も提示しながら進める。
通信・ロボティクス実験2(光システム学科3年選択)
通信・ロボティクス実験1で取り組んだ実験を踏まえ、システム化技術に関するさらに高度な実験を行う。 オペアンプ演算回路、光ファイバを用いたLANの評価、ディジタル計測システムの構築、CADによる図面の作成、各種センサに基づくロボットの軌道制御の実験を通して、総合してハードウェアとソフトウェアの両方にまたがる光電子システム技術について幅広い知識を体験的に習得する。 学生はまずガイダンスを受け、次に7つのテーマを受講する。 各テーマは2回の授業で行う。 指導にあたっては、教員とTAにより、テーマごとに指導者を配置する。 実験テーマは以下の通りとする。
- アナログ回路Ⅱ(オペアンプ回路)
- ディジタル回路
- ディジタル計測システム
- CADによる製図
- 光ファイバによる光LAN通信実験
- 光通信システムの伝送特性評価実験
- 光センサによるロボットの軌道追従制御実験
ロボティクス(光システム学科3年選択)
プロセッサの高機能化、センサの小型化により、ロボット技術は、産業用をはじめ、ディジタル機器、福祉機器、セキュリティ機器など身の回りの多様な電気電子機器へと技術展開が行われている。 講義では、ロボットのハードウェア構成、動力学、運動学、モータ制御技術などのロボット工学の基本を網羅し、ロボット技術を構成する一連の要素技術を体系的に講義する。 また、将来のユビキタス社会とロボット技術の係わりについても講義する。
ロボットビジョン(光システム学科3年選択)
画像処理は、静止画像、動画像の加工・編集に加え、ロボットなどの産業機器の自動化やセンシング、医療機器などでのデータ処理等、多方面にわたり大きな役割をなしている。 講義では、画像情報のディジタル化、データ表現といったコンピュータ上で画像を取り扱うための基礎から、目的に合わせた一般的なフィルタ演算処理、3次元認識処理手法やその適用事例を網羅する。 また、動画像処理の基本と、通信に不可欠な静止画・動画像データ圧縮技術の基本を理解する。
2007年度以前担当科目
情報システム実習(光応用システム学科2年専門必修科目)
様々な情報システムがコンピュータにより構築されています。 この実習では、それらシステムを扱う上で重要となるプログラミングや先端的なソフトウェアを用いた解析を通して、「コンピュータは何ができるのか」を体得してもらうことになります。
コンピュータ概論(光応用システム学科2年専門必修科目)
コンピュータの動作原理をハードウェア、ソフトウェア両面から分かり易く解説します。 コンピュータを扱うための素養は、その内部構造、原理をどこまで理解しているかが重要です。 本講義では、科学・技術者に求められる最低限理解すべきコンピュータハードウェアの動作原理、コンピュータ数理、ソフトウェアを柱として進めていきます。
システム制御論(光応用システム学科2年専門選択科目)
様々なシステムの設計やその特性の解析に重要な役割を果たしているのがシステム制御理論です。 ロボットなどの機械制御システム、電力や通信システム、化学プラント等々の多岐にわたるシステムの設計や効率的かつ安定稼動などのために必要不可欠な解析手段を与えてくれます。
画像工学(光応用システム学科3年専門選択科目)
コンピュータによる画像処理は、静止画像、動画像の加工・編集のみならず、工場内での検査システムの自動化やセンシング、医療機器や計測器のデータ処理等々、多方面にわたり大きな役割を果たしています。 人間の有する高度な視覚機能を目指して、3次元認識、移動体認識、パターン認識といった画像を元にした認識手法は、知能機械の視覚機能としても有望視されています。 また高速コンピュータネットワーク上を流れる映像や静止画像の取り扱いや画像情報の有効な活用を考える上で重要な技術でもあります。
光システム実験2(光応用システム学科3年専門必修)
光科学技術を習得するための基礎から応用まで含めた多数の実験テーマが用意されています。 中でもセンサを多数使った制御装置の駆動プログラムの作成、あるいはコンピュータネットワークの通信効率を計測するといった内容の実験テーマを担当しています。