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2021.08.27 お知らせ

(学長メッセージ) 新型コロナウイルス感染症対策について

2021年8月27日

公立千歳科学技術大学

  理工学部及び理工学研究科の皆さんへ

 

学長 宮永 喜一

新型コロナウィルス感染症対策について

 

 新型コロナウィルス感染症について、政府は、8月27日から9月12日までの期間、北海道に対し緊急事態宣言を発出いたしました。

国内では、変異株(デルタ株)のまん延により、20代から50代の新規陽性者が急増しています。特に、首都圏では、40歳以上の重症者及び中等症者が増加し、中等症者の多くは自宅療養をしなくてはならない事態が発生しています。北海道では、この1週間で、新規陽性者が400名~600名の間で推移しており、年代別で見ると、20代が一番多く、次に30代、40代、50代の各世代が、ほぼ同じ数で続いています。死亡者・重症者の数は、30歳未満では0~4名と少なく、個人が特定されるという理由で、正確な数は発表されておりません。

 この状況は、今までとは少々異なります。1つは、デルタ株という感染力の強い変異株がまん延しているため、20代を中心に、陽性者が急速に増えていること。一方で、ワクチン接種が進んでいるため、死亡者・重症者数が抑えられていることです。ワクチンについては、接種が遅れていると指摘されていた我々の地域でも、千歳市を含めた石狩地区において、12歳以上の対象者に対するワクチン接種が始まっています。

最近の新規陽性者は、次のような環境下で罹患するといわれています。

 
・飲食を伴うマスクなしの会食(懇親会、飲み会)
・ソーシャルディスタンスの取れない環境における、長時間の会話。あるいは短時間でのマスクなしの会話
・良好な換気を維持することが難しく、多くの人が集まる場所(デパートの地下売り場など)
・休憩所などでの、ソーシャルディスタンスを考慮していない会話
・教育機関における、部活動、課外活動。その前後の休憩時間帯における、感染症対策を考慮していない状況での会話
 

 この他、生活を共にしている家族間の感染と、その結果による罹患も増えています。すべての状況に対する完全な感染症対策は難しいかと思いますが、どのような環境・状況が感染しやすいのかを知ることと、それに対する対策をできる限り講じることは大切です。

次の項目は、既に連絡済みの内容も含みますが、重要ですので、このメッセージ内に記載させて頂きました。これまでと同様に、十分注意をして活動を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

1.感染症対策について
 本学の「新型コロナウィルス感染症対応マニュアル.pdf (【本学のポータル・配布物・新型コロナウィルス関連】よりダウンロード可)」をよく読み、十分な対策をとるように心がけてください。基本的には、今までの対策(手洗い、うがい、マスク着用、検温などの体調管理)と変わりませんが、変異株対策には、十分な換気が必要で、効果があると指摘されています。

2.本学キャンパスへの通学について
 日ごろから体調管理に心がけ、本学の「新型コロナウィルス感染症対応マニュアル」にもあるように、体調不良の場合には、無理に通学することは避け、本学事務局に連絡をしてください。高熱が続くなど、状況によっては、保健所などへの連絡も必要です。 
 
また、通学自体に不安を感じる場合には、その旨、本学事務局に連絡をお願いします。不要不急の本学キャンパスへの来訪は控えてください。授業・定期試験等への出席、大学院入試、研究活動、許可されたサークル活動以外の目的で本学の建物を使用することはできません。本学の施設を利用するときには、感染症対策を十分講じたうえで、滞在時間は必要最低限になるように努めてください。

3.緊急事態宣言下及びまん延防止等重点措置対象地域への移動について
 移動時の感染リスクを低減させるため、不要不急の外出を厳に控えてくだい。就職活動等でやむを得ず緊急事態宣言下及びまん延防止等重点措置対象地域などへの移動が必要な場合は、慎重に行動してください。また、指導教員に、目的・行き先・期間を伝えるようお願いします。自宅に戻ってから、その後、大学に登校する場合、登校する前の2週間は、3密を避ける(人の集まる場所には出かけない)、家族以外の多人数での会食・飲食を必ず避けるようにしてください。また、大学に登校する前の2週間の間、体温等の健康管理を行い、記録をつけるようにしてください。事務局より内容確認の連絡をさせていただくことがあります。ワクチン接種済み、あるいは登校前にPCR検査などで陰性が確認されている場合は、通常通りの活動が可能です。但し、上記の健康管理については、同様の配慮が必要と考えます。

 

 最近の感染状況を見ると、上記の2に関連して、特に、学外における部活動及び課外活動については、原則粛したほうが良いと思います。但し、公的機関からの依頼がある等により学外での活動を希望する場合は、事務局に相談してください。

 最後に、北海道より、道庁の広報ツイッターや経済的支援の情報も参考にしていただければと思います。
以上、よろしくお願いいたします。