背景色
文字サイズ

お知らせ

Home > お知らせ > 情報システム工学科3年次科目で企業と連携したデータアナリティクス講義を実施します
2022.11.17 教育・地域連携

情報システム工学科3年次科目で企業と連携したデータアナリティクス講義を実施します

あらゆるものがデータ化される現代においては、データの蓄積や分析が必須であり、大量に集積されたデータ(ビッグデータ)を整理・分析し活用することで、新しいビジネスモデルやサービスなどを生み出すことが必要不可欠です。しかし、これらを実現する人財が不足しており、企業のみならず国をあげて人財不足の解消に取り組んでいるのが現状です。
 

特に、全国の大学では、文部科学省が主体となり、未来のデータサイエンティストを育成するためのカリキュラムが広がっています。本学でも、文部科学省の数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)を通じて、データサイエンティストとして活躍するためのスキル習得カリキュラムを盛り込み、将来のデータサイエンティスト人財確保の足がかりを作ろうとしています。こうした中、大学教育では、実社会の業務理解のためのデータ分析とそのデータ分析結果を基にした実社会で役立つ意思決定機会は非常に限られているのが現状です。
 

本学と、株式会社日立ソリューションズ東日本(本社:宮城県仙台市、取締役社長:小玉 陽一郎、以下日立ソリューションズ東日本)は、日立ソリューションズ東日本が提供する、実践型サプライチェーン・ビジネスシミュレーション研修プログラムのデータアナリティクス講義への適用と学習効果を高める、産学連携教育に向けた共同研究を開始します。
 

その共同研究の一環として、数理データサイエンスAI教育プログラムの先導学科である情報システム工学科の3年次科目(ICTソリューションプロジェクト)で、データアナリティクス講義を実施し、必要となる解説動画コンテンツの整備を進めます。
 

この際、授業設計論(Instructional Design:ARCSモデル)の手法に則り、受講する学生にもプロジェクト活動を通じて教材整備に参画させる等、受講者目線を大事にした教育プログラムの構築を図ります。来年度以降は、他大学への展開を視野に、研究成果物を活用した講義提供、対象データ・意思決定要素の拡充などに取り組み、より効果的なデータアナリティクスの講義提供へ向けたて活動に取り組む予定です。

 

(参考サイト)

 https://www.hitachi-solutions-east.co.jp/newsrelease/2022/data_analysis1107/index.html