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2021.07.30 お知らせ

(学長メッセージ) 新型コロナウイルス感染症対策について

2021年7月30日

公立千歳科学技術大学

  理工学部及び理工学研究科の皆さんへ

 

学長 宮永 喜一

新型コロナウィルス感染症対策について

 

北海道では、6月21日に「緊急事態宣言」が解除され、7月11日に「まん延防止等重点措置」も解除されました。しかし、最近では、また新規罹患者数が増加傾向に転じており、8月2日から31日まで北海道に再び、「まん延防止等重点措置」の適用が決まりました。北海道での対象措置地域は、札幌市などとなっています。

「令和3年7月28日の新型コロナウィルス感染症に関する状況及び厚生労働省の対応」というWEBサイトより入手した、国内における発生動向というデータを参考資料として添付いたします。(6月16日時点のデータ 7月21日時点のデータ

このデータは、6月16日と1か月後の7月21日時点でのデータですが、1ページ目を見ると、7月以降、罹患者数が急に増えています。2ページ目を見ると、年齢別陽性者数では、20代が最も多く、30代がそれに続いています。20代は、1か月の期間で、約20千人も増えています。日本の人口分布を見ると、30代、40代の人口は、20代の人口より多いので、20代の陽性率は高いと言わざるを得ません。同じページには、死亡率も書かれており、40歳未満の死亡率は、0.0%となっています。3ページにも、40歳未満の重症者は、0.0%です。ただ、同じページには、入院治療を要するものの数として、20代は、1か月で2,190人の増。1か月の増加陽性者(20,405人)からみると、20人中1人以上が入院しているように見えます。入院治療とは、風邪のような状態の軽症者(20代は入院患者の80%程度(国立国際医療研究センター COVIREGI-JPより))、高熱が出て肺炎となっている中等症者(20%程度)、ICUに入り人工呼吸器が必要な重傷者(0%)を意味します。

これらのデータをどのように解釈・理解するか、いろいろ意見があると思いますが、若い皆さんの中には、「死亡率が低く、重症化しないので、感染症対策は、それほど気にしなくてもよいのでは?」という感覚があるのかもしれません。ただ、入院したうえに、中等症の患者となる若者もいるというのは、無視できないのではないでしょうか。また、国内でも、変異株の感染が拡大しています。特に、デルタ株は、感染力が強いため、自分は軽症でも、症状が重くなりやすい人へ感染を広げてしまうかもしれないことを意識していただきたいと思います。

次の3つの項目は、既に連絡済みのことではありますが、重要ですので、再度このメッセージ内にも記載させて頂きました。これまでと同様に、十分注意をして活動を行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

1.感染症対策について                              
 本学の「新型コロナウィルス感染症対応マニュアル.pdf (【本学のポータル・配布物・新型コロナウィルス関連】よりダウンロード可)」をよく読み、十分な対策をとるように心がけてください。基本的には、今までの対策(手洗い、うがい、マスク着用、検温などの体調管理)と変わりませんが、変異株対策には、十分な換気が必要で、効果があると指摘されています。

2.本学キャンパスへの通学について
不要不急の本学キャンパスへの来訪は控えてください。授業・定期試験等への出席、大学院入試への出席、研究活動、許可されたサークル活動以外の目的で本学の建物を使用することはできません。また、本学の施設を利用するときには、感染症対策を十分講じたうえで、滞在時間は必要最低限になるように努めてください。

3.緊急事態措置区域及びまん延防止等重点措置区域への移動について
移動時の感染リスクを低減させるため、不要不急の外出を厳に控えてくだい。
就職活動等でやむを得ず緊急事態措置区域及びまん延防止等重点措置区域などへの移動が必要な場合は、慎重に行動してください。また、指導教員に、目的・行き先・期間を伝えるようお願いします。